元町でおしゃれ中華 ヌーベルシノワ

横浜市の緑化運動の一環で行っている元町エリアの薔薇が見ごろだというので、週末に両親を連れて行ってみました。
アメリカ公園はバラ越しにマリンタワーが見え、イングリッシュガーデン様式の港の見える丘公園はむせ返るほどの花々が彩って、とてもきれいです。無料の公園とは思えないですね。あ、市民は緑化のための税金を払ってますけどね。

さて、お昼はどうしましょう。
元町中華街エリアは飲食店が多いのですが、元町はこじんまりした店が中心、中華街はどこも観光客でいっぱいになるので、休日のお昼時はどちらのエリアもたいへん混みあいます。逆にこの時間で入れそうなところや、客引きをしているようなお店はいろいろな意味で「不安になる店」なので入りたくありません。
自分一人ならどこか適当に飛び込んじゃうんですけど、複数人で行くなら事前予約が必須です。
とはいえ、元町のこじんまりしたお店だと「来た順にご案内しており予約は取っていない」ところが多いので困ります。

ランチスポンサーである母の「変わったものが食べたい」というごリクエストと、予約でき、それほど高くならないという条件を満たすべく、今回は「元町でおしゃれ中華」をやっているお店をチョイスしてみました。

元町ショッピングストリートの真ん中あたり、雑居ビルの地下にそのお店はありました。
「ドゥ エピセ」

休日のコースは3000円から。
値段が上がれば上がるほどおいしそうなお料理が並んでいます。両親にはそちらを奨めたかったのですが、今日は真夏日で暑かったせいで、それほど食欲がない様子。無理して気分が悪くなってもこまるので、一番品数が少ないコースを注文しました。

4人でしたのでで、「ハウスワインのサービス」が受けられるようでしたが、誰もお酒を飲まないので、ドリンクの注文も無し。
最初からジャスミン茶をいただいていました。

前菜:海鮮サラダ
サーブされた瞬間の感想は「あれー?普通??」・・・です。
WEBサイトで見たランチの前菜は、フレンチ風野菜のテリーヌだったんですが・・・。まあ、確かに「写真はイメージです」とは書いてありましたし、旬に合わせて料理は変わるのは承知していますが、それでも、テリーヌとこの盛り付けただけのサラダを見比べてしまうと、手を抜いている感が否めません。
味は普通においしかったです。タコがとても柔らかく、柑橘系のさっぱりしたドレッシングとほんのりゴマ油の香りがしていました。

お魚料理:イサキのポアレ
お豆腐とエビを合わせたものと、イサキのポアレに九条ネギがたっぷりかかっていて、アクセントにパクチーもちょこっとのっています。
サーブ時に「パクチーが乗っているので苦手な場合はよけてください」との説明をいただきました。
私は、最初からパクチーをよけて食べていましたが、母は果敢にもチャレンジし・・・玉砕していました。
「食べられなくはないけれど、無くてもいい食べ物ね」という感想でした(笑)いいお年なのに結構チャレンジャーなうちの母です。
お豆腐とエビを合わせたものは、ふわふわしたシンジョっぽいかんじです。豆腐ベースなのでやさしい味です。醤油と紹興酒ベースのソースが、少ししょっぱめでバランスは良かったです。

お肉料理:さくら鳥の中華から揚げ
青森のさくら鳥を皮がぱりぱりになる感じに揚げて甘ずっぱいソースをくぐらせているかんじでした。酢豚ならぬ酢鳥ってかんじなのかな。
ピンクペッパーの乗ったアボガド入りのマッシュポテトが添えられていました。

メイン:ジャジャ麺か担々麺
このお店は担々麺がおすすめらしいので、私は担々麺をいただきました。
芝麻醤がきいていて柔らかい鳥ベースのスープにほんのりラー油の辛みもあっておいしかったです。麺については、最近おいしいラーメンを食べ歩いているので正直言うとイマイチです。中華のラーメンは麺を柔らかめにゆでるのが一般的なのは知っていますが、これこそ「ヌーベルシノワ」なのですから日本流にコシがあるシャキッとした麺にしてもよかったのでは?と思ってしまいます。
一口もらったジャジャ麺は甜麺醤が強くてちょっと甘目でした。ちょっと癖がなさすぎかなあ。これに八角か五香が入ってたらおいしかったと思います。

デザート:ゴマのシフォンケーキ
「杏仁豆腐」を想像していたのでちょっとガッカリです。前菜と同じ理由ですが、WEBサイトはとろんとした杏仁豆腐の写真だったのです。
シフォンケーキは色だけ見るとゴマがたっぷり入っていそうなんですが、見た目ほどゴマ感も香りもなかったです。
普通と違ったデザートを目指すのなら、愛玉子とか、ウーロン茶のゼリーとか・・いくらでもありそうなんですけど。スポンジ系なら、せめてマーラーカオをアレンジするとかであれば期待から外れなかったかも。

どのお料理もおいしかったですが、「ヌーベルシノワ」感は少なかったですね。
パクチーや九条ネギ、ピンクペッパーなどの癖の強いものをセレクトしている割には、お料理自体はどこかで食べたことがあるような味。しかも「これ・・・中華かなあ?」と首をかしげる品でしたし。
一応、中華を食べに来ているので、中華料理でありつつ「新しい」ってういうものが食べたかったのですが。
もう少し味に驚きが欲しかったんですよね。
・・って、3000円のランチにそこまで求めちては、いけないのでしょうかね。

今回、個室の利用で周囲を気にせず会話も楽しめましたが、料理の提供のタイミングを見るためにドアについている窓から店員さんが頻繁に覗いているのが地味に怖かったです(笑)。でも、そのおかげで、料理のサーブのタイミングはバッチリ良かったです。、
しかし、お茶の追加は全く気付いてもらえなかった。4人で急須1つだったので、ちょっと気をまわしてほしかったですね。

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